2012/03/03

いよいよあと5日!

いよいよGEIDAI ANIMATION 03 TALK まであと、5日です。
連日準備に追われております。

本日は会期中に出品者が付ける名札の試作品が出来ました。
「浮世床」を制作した唐澤くんご満悦です。
来場された際には名札を見て、お気軽にお声がけください!





















さらに、展示会場に張るカッティングシートを制作中です。
「トマトコンフィ」の作者、山北さんが慎重にシートを剥がしています。





















しかし失敗に終わりました。


準備には失敗が付き物ですが、皆で協力してより良い展示を目指します。
是非ご来場ください!



投稿者:R.O






学生紹介:薩摩浩子(修了生)

Q 自己紹介をお願いします。
A こんにちは、『夜から来た人たち』を作りました薩摩浩子です。静岡出身です。

Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか? 
A 『ドラゴン・タトゥーの女』を見ました。暗くて長いサスペンスものを劇場で見るのが好きなので楽しめました。

Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。 
A 撮影スタジオが怖かったこと。




Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 一年次では『雪山のライチョウ』という作品を紙に作画するスタイルで制作しました。
修了作品ではコマドリといって、一枚撮影してモノを動かしてまた撮影することの繰り返しの手法で制作しています。
コマドリは何度かやった事があったのですが、切り紙素材を使ったのは、初めての挑戦でした。


Q 本作品をなぜ作ったのでしょう?メッセージなどを聞かせて下さい。 
A 思いためていたアイディアを実現させたかったからです。実写の撮影など、学校の設備や機材なしでは出来ない事をたくさん実現できました。

Q 修士論文のテーマを教えてください。
A 『映像における夜の表現についての考察』

Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A 作ったものは誰かが見てくれることで存在価値が生まれると思っています。
誰かが見て何か思ったときに「TALK」する。私にとって「TALK」は作品を作る力です。





薩摩浩子さんの作品「夜から来た人たち」はプログラム「第三期生修了作品A」にて上映いたします。第三期生修了作品Aプログラムは、横浜会場3/9から3/11、東京会場3/17から3/23に上映いたします。

2012/03/02

学生紹介:山北麻由子(修了生)

Q 自己紹介をお願いします。
A 山北麻由子です。1986年愛知県生まれ。
2007年頃から手描き、クレイ、ピクシレーションなどのアニメーション制作を始めました。


Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか? 
A 上野の藝大卒制を見に行ったんですが、日本画がどれも凄かったです。
1枚の大きい絵を一年通して描いている本気さと、迫力がありました。


Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。 
A 韓国へ行って韓国芸術総合学校の学生と一緒に制作をした事です。
真冬だったので外は-10℃でしたが、向こうの方々は皆暖かかったです。
言葉もあまり伝わりづらい中で共同制作をするという貴重な経験をしました。

Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 一年次作品では、苦悶や幻覚など感覚的な事をアニメーションで表現しました。
修了制作では兄弟の関係をテーマに、楽しめる作品を作るように心がけました。


Q 本作品をなぜ作ったのでしょう?メッセージなどを聞かせて下さい。 
A 自分が会場で、お客さんが楽しんでいる様子を見たくて作りました。
あとは、姿形が変わっても悲観する必要はないといういう提案です。

Q 修士論文のテーマを教えてください。
A アニメーションで感覚を表現する事、笑いを表現する事などです。


Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A 個人的な考えですが、TALKで難なく自己の考えを伝えられて話上手な人って
作品を作る際にも論理的に思考して瞬発的に面白い事を考える人のような気がしています。
自身どちらもまだまだなので、そうなりたいなと願っている所存です。
なので、お気軽にお声掛け下さい。





山北麻由子さんの作品「トマトコンフィ」はプログラム「第三期生修了作品A」にて上映いたします。第三期生修了作品Aプログラムは、横浜会場3/9から3/11、東京会場3/17から3/23に上映いたします。

2012/03/01

修了展まで、あと8日。

本日、修了展会場にてイベントの中継テストを行ないました。
修了生、一年生ともに総動員で巨大スクリーンを設置しています。
写真は、イベントを行なうメイン会場が満席になった事を想定し、1階上映会場でイベントを中継するためのテストの様子です。この巨大なスクリーンでイベントの様子を見ることができるので、会場に入れなかったとしても、臨場感は十分にあります!



学生紹介:髙田苑実(修了生)

Q 自己紹介をお願いします。
A 髙田苑実です。この学校に来る前は、ファインアートを勉強したり、身体表現や写真コラージュの平面作品などを作っていました。


Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか? 
A 映画では『なみのおと』(監督:濱口竜介、酒井耕)。本学映画専攻を出た監督の震災ドキュメンタリーの作品です。姉妹や夫婦の対話の中で、故郷や家族に対する想いが言葉になっていくのが見えました。本では、太田光の『文明の子』。


Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。 
A 伊藤有壱先生の初めての授業で、相原信洋さんの作品を紹介されて、アニメーションはパペットやクレイなどだけではなく、どんなものでも、空でも地球でも、アニメイトする対象になりえるという話をされていたが印象的でした。


Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 一年次では、草を使ったストップモーションアニメーションを作りましたが、修了制作でも自然物を使うにあたって、どういうつもりで自然物を使い、なにを表現するべきかをより慎重に考えました。特に、大震災のあったあとの自然に、どんな距離感で向き合うべきか考えていました。


Q 本作品をなぜ作ったのでしょう?メッセージなどを聞かせて下さい。 
A 今作品の制作プロセスは、不安定な世界で日々生きる中で、私の自問自答と小さな実験の繰り返しがその期間のほとんどでした。完成された作品は、現時点での私の回答です。抽象的な表現ですが、今回の大震災のケースに限らず、だれしも自分と世界の関係に不安があるときがあるとおもいます。それでもその世界で生きていくときに、それぞれのひとたちがもつ世界の受け入れ方を考えるきっかけになれればいいと思っています。


Q 修士論文のテーマを教えてください。
A 「リアリティとはなにか」という哲学的命題を軸に、作品制作プロセスで実践されたこと、また、その他の表現者たちのコンセプトを例にとり、考察しました。

Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A イメージとしては、作家はメディアで、「作ること」は、メディアを通したことがらを集束することで、完成された作品について「TALK」されることは、新たなことがらを生み、分散して広がっていくかんじです。





髙田苑実さんの作品「The surface of the earth」はプログラム「第三期生修了作品B」にて上映いたします。第三期生修了作品Bプログラムは、横浜会場3/9から3/11、東京会場3/17から3/23に上映いたします。

2012/02/29

学生紹介:飯田千里(修了生)

Q 自己紹介をお願いします。
A 「Look at Me!」を制作した飯田千里(いいだせんり)と申します。


Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか? 
A ちょっと前になりますが『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(ひこ・田中  2011)を読みました。児童文学は、アニメーション制作へ飛び込む前に興味のあった分野なのですが、今読むと、アニメーションの汎用性について、もっともっと真剣に考えなければならないなと感じました。


Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。 
A 「最近は、イベントが盛んだが、発表内容の充実よりも人を集めるプロセス自体に主眼が置かれているようだ。」という意味の発言を、一年次のゼミで先生がされていたのを聞き、メディアの変化について考え始めました。他方「頑張って考えた事は、実は所詮その程度の事柄ともいえる。無意識に出てくるものこそ(自分にとって)重要な事柄」という言葉もあり、両方印象に残っています。

Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 一年次では自分なりのアニメーション技法のルール作りを、修了制作では、そのルールを踏まえた、文章書き、原則の崩しなどに挑戦しました。 基本的にはペンで一枚一枚書き、コンピューター上で彩色し、タイミングをギリギリまで調整する絵柄も方法もシンプルなものです。


Q 本作品をなぜ作ったのでしょう?メッセージなどを聞かせて下さい。 
A 本作は当初一年次制作として企画されましたが、その時は自分自身が制作動機を整理できなかった為、二年目に持ち越されたものです。結局それは自分の立ち位置、つまり個人制作のアニメーションにおける周辺環境の変化やメディアの変化を見ていて感じた、移ろいゆくものへの哀惜の念でした。その一方で時代を超えても変わらない、時に無邪気で残酷な他者を欲する愛(あるいは哀)の力に魅かれ「映像を見て(いる間)対話するように楽しめる作品」にしたいという思いから制作しました。
考えてみればごくごく基本的なことですが、あまりにも複雑になってしまった映像の見方に対して、ポンと素直になりたい(と思い作りましたが如何でしょうか?)という自分なりのメッセージなのかもしれません。

Q 修士論文のテーマを教えてください。
A 上記のような事柄をアニメーションの持つ、抽象性に着目して論じました。


Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A 私は、作品を「作ること」を通してしか「TALK」はできないと考えています。
さらに映像作品である場合、 上映中にしか「TALK」はできないのではないかと考えています。上映後の解釈や感想以上に、上映中の反応や、口にあげずとも各人に残る一瞬の印象に「TALK」の価値を見出したいです。いずれにしても「TALK」するには「作り」続けるしかないのでしょう。





飯田千里さんの作品「Look at Me!」はプログラム「第三期生修了作品B」にて上映いたします。第三期生修了作品Bプログラムは、横浜会場3/9から3/11、東京会場3/17から3/23に上映いたします。

2012/02/28

学生紹介:胡嫄嫄(コ・ユェンユェン)(修了生)

Q 自己紹介をお願いします。
A 胡ゆぇんゆぇんです。中国南京から来ました留学生です。


Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか? 
A 映画「Burdshard Revisited」と「プライドと偏見」を見直しました。やはり素敵すぎます!

Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。 
A プレゼンはいつもドキドキハラハラです。


Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 一年次作品「Spots Spots」は物語ではなく、作画や執着を衝動的にぶつけました。
修了作品は物語を大切にして表現しました。視覚的なものは変わらず描きたい様に描きました。


Q 本作品をなぜ作ったのでしょう?メッセージなどを聞かせて下さい。 
A 自分が物語性のアニメーションをどう構築して、どのようなものになるのか。そして、丁度描きたい物語に遭遇したので、本作品を制作しました。


Q 修士論文のテーマを教えてください。
A 「アニメーションにおける画風と物語についての考察」です。

Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A 人と話すことで、いろいろな話題や思いつきがあり、そこからたくさんの物語が生まれると思うので、作品を作る上で「TALK」はかかせないです。




胡嫄嫄さんの作品「夕化粧」はプログラム「第三期生修了作品 B」にて上映いたします。第三期生修了作品 Bプログラムは、横浜会場3/9から3/11、東京会場3/17から3/23に上映いたします。