Q 自己紹介をお願いします。
A 東京芸術大学のデザイン科出身。学部のころからアニメーションを制作しており、より詳しく学びたくこの院を選びました。
Q 大学院でアニメーションを学び始めて一年経ちました。感想を聞かせて下さい。
Q 影響を受けた作品や作家がいれば教えて下さい。
A 本年は作品も人も、たっぷりいろんな新しい出会いがありました、すべからく影響されました。なんか全部よかった。そういう時期でした。
フレデリックパック、授業でごっそり観た作品、正岡憲三、おこんじょうるり、キャロラインリーフさん、小田部さん、相原信洋さんの上映会、CALFの短編祭、A-AIRのみなさん、バカとか、山村浩二先生の、言わんとする事やその真摯さを見抜くその鋭さに触れられたこと、同じ時間軸と、アトリエの中で製作する同学年のクラスメイトと居れることも、みんな出身が違うから、やりかた、天性のもの、とても勉強になりました。
あらゆるかたちで制作を続けていっている人たちに間近で触れ、その真摯さに真に受けてばかりの一年でした。
Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか?
A 「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」想田和弘監督の本
観察に観察をして撮ってその中から編集してゆく中で見いだしてくという流れが、とても自然でいいなと思いました。
あとは、お風呂で「河童の旅するインド」(妹尾河童)を読むと、リアルインドですごくよかったです。
Q アニメーション制作において大切にしている事を教えてください。
A うごきについてゆきたくなる身体
Q 本作品はどのようなところからアイデアやきっかけが生まれたのですか?
A 学部のころ卒業制作製作中にしていた散歩で、ふと時間軸が他とはまったく違うようなリズムを持った老夫婦とほこりのかたまりのようになった犬が、ゆっくり歩いているのにすれ違ったことから。
学部のころの卒業制作「USAWALTZ」を製作したときは、無重力というか、浮遊というか、無のなか身を委ね泳ぐようなきもちよさを目指したが、そこからこの「ほこり犬~」では、実感と、身近さに寄った作品を製作したいと思ったことから。
あと、企画をみた山村先生に「結局犬が描きたいんでしょ?」とだけ言われたことから
Q 本作品のコンセプトやメッセージを聞かせて下さい。
池亜佐美さんの作品「ほこり犬のはなし」はプログラム「一年次作品2012」にて上映いたします。プログラム「一年次作品2012」は、3/9から三日間、横浜の馬車道校舎のみの上映となっています。
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