Q 自己紹介をお願いします。
A 大川原亮(おおかわら りょう)と申します。多摩美術大学グラフィックデザイン学科でアニメーション制作を始め、より専門的な知識を学ぶ為に本専攻に入学しました。もうすぐ26歳です。よろしくお願いします。
A 大川原亮(おおかわら りょう)と申します。多摩美術大学グラフィックデザイン学科でアニメーション制作を始め、より専門的な知識を学ぶ為に本専攻に入学しました。もうすぐ26歳です。よろしくお願いします。
Q 最近アニメーション以外でどのような作品と出会いましたか?
A 少し前になりますがピーター・グリーナウェイの『コックと泥棒、その妻と愛人』という映画を観て、自身の修了制作の考え方が大きく変わりました。ヤン・シュヴァンクマイエルの『悦楽共犯者』を映画の文脈で捉えるのならば、それも一つです。
Q 大学院で一番印象に残っている出来事や言葉などあれば教えて下さい。
A 山村浩二教授が『マイブリッジの糸』の制作中に「出来るだけ動かさない様に動かした。」という事を仰っていたのが印象に残っています。動かし方一つにしてもアニメーションでは幾通りもの可能性があって、それを、かなり大きな範囲で選択する事が出来るという事を再認識した言葉でした。
Q 一年次作品と修了作品との相違点や挑戦したことなど教えて下さい。
A 僕はアニメーション作品を制作するにあたって、毎回自分にとって新しい事に挑戦してきました。一年次作品では動きによるミニマリズムを追求しようと試みま した。今回の修了制作では、物語のあるアニメーションを制作しました。具象的なレベルでのキャラクターアニメーションを完成させたのは今回が初めてです。
A 主題は「共有し得ない切り離された価値観と、切り離す事の出来ない家族の関係」です。「秘密」自体は誰とも共有したくないけれども、「秘密を持っている事」は共有できる。不器用な家族の話です。
Q 修士論文のテーマを教えてください。
Q 修了展のテーマが「TALK」ですが、あなたにとって「TALK」と「作ること」との繋がりについて教えて下さい。
A 出来あがった作品を通じて誰か(何か)と繋がる事で「TALK」が生まれると思うので、「作る事」自体「TALK」なのかもしれません。映像作品に限らず、視覚的な情報を完璧に言葉にする事はできないので、まず観て欲しいです。そこから対話という意味での「TALK」が生まれたら、さいわいです。
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